プレゼンティーズム対策へ取り組む企業は増えています。
一方で、
- 施策を実施しても変化が見えない
- 継続できない
- 現場へ定着しない
- 結局よく分からないまま終わる
というケースも少なくありません。
プレゼンティーズムは、
単発施策だけで解決できるものではなく、
組織状態を継続的に把握する視点が重要になります。
本記事では、
プレゼンティーズム対策で失敗しやすい企業の共通点を整理します。
施策から始めてしまう
失敗しやすい企業の特徴として多いのが、
状態把握より先に施策を導入してしまうケースです。
例えば、
- 健康イベント
- セミナー
- 福利厚生追加
- 単発アンケート
などです。
もちろん施策自体が悪いわけではありません。
しかし、
- 何が問題なのか
- どこに負荷があるのか
- 何が変化しているのか
が見えていない状態では、
適切な判断が難しくなります。
単発測定で終わってしまう
プレゼンティーズムは、
一度だけ測定して終わるものではありません。
組織状態は、
- 繁忙期
- 人員不足
- 組織変更
- 業務負荷変化
- 働き方変化
などによって、
継続的に変化します。
しかし、
- 年1回のみ
- 一度だけのサーベイ
- 導入時だけの測定
で終わってしまう企業もあります。
これでは、
状態変化や傾向を把握しづらくなります。
欠勤率だけで判断してしまう
従来、
多くの企業では、
- 欠勤率
- 休職率
- 有給取得率
などを中心に状態把握してきました。
しかし、
プレゼンティーズムは、
出勤しているが、
健康起因によって
パフォーマンスが低下している状態
です。
つまり、
欠勤していない = 高パフォーマンス
とは限りません。
欠勤率だけを見ていると、
見えない組織パフォーマンス低下を把握できないケースがあります。
組織単位ではなく個人管理へ寄りすぎる
プレゼンティーズム対策で重要なのは、
個人監視ではなく、
組織傾向を把握することです。
しかし企業によっては、
- 個人特定を前提にする
- 評価目的へ寄せる
- 管理色が強くなる
ケースがあります。
これでは、
回答率低下や、
本音回答が得られにくくなる可能性があります。
継続観測では、
- 匿名性
- 回答しやすさ
- 組織単位分析
が重要になります。
原因を単純化しすぎる
プレゼンティーズムは、
単一要因だけで発生するものではありません。
例えば、
- 身体負荷
- 認知負荷
- 回復不足
- 心理的負荷
など、
複数要因が重なっているケースがあります。
しかし、
- メンタルだけの問題
- 睡眠だけの問題
- 運動不足だけの問題
のように、
単純化してしまうケースもあります。
その結果、
実態とズレた施策になりやすくなります。
因果関係を断定してしまう
組織状態は、
単純な因果関係で説明できるものではありません。
例えば、
- 離職増加
- 生産性低下
- 疲労傾向
なども、
複数要因が関係しているケースがあります。
そのため、
- この施策で必ず改善する
- この原因だけが問題
のような断定は、
実態とズレる可能性があります。
データを取るだけで終わってしまう
サーベイを実施しても、
- レポートを見るだけ
- 数値を並べるだけ
- 活用されない
状態になってしまう企業もあります。
重要なのは、
- 状態変化を見る
- 傾向を把握する
- 改善優先領域を判断する
- 継続的に比較する
ことです。
つまり、
データ取得そのものではなく、
意思決定へ活用できる状態を作ることが重要になります。
継続運用を前提にしていない
プレゼンティーズムは、
短期間では判断しづらい特徴があります。
そのため、
- 継続観測
- 同一指標比較
- 推移分析
が重要になります。
しかし、
- 一度やって終わり
- 短期成果だけを期待する
- 継続体制がない
場合、
状態変化を十分に把握しづらくなります。
まとめ
プレゼンティーズム対策で失敗しやすい企業には、
- 施策先行
- 単発測定
- 欠勤率依存
- 個人管理化
- 原因単純化
- 因果断定
- データ未活用
- 継続不足
といった共通点があります。
重要なのは、
- 組織状態を継続的に把握すること
- 感覚だけで判断しないこと
- 状態変化を可視化すること
です。
プレゼンティーズムは、
単発施策ではなく、
継続観測によって初めて見えやすくなる組織課題でもあります。
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