• プレゼンティーズム

2026.05.21

離職だけを見ても組織状態は分からない

多くの企業では、

  • 離職率
  • 退職人数
  • 定着率

などを、
組織状態を把握する指標として活用しています。

もちろん、
離職データは重要な指標です。

しかし一方で、

  • 離職していないから問題ない
  • 定着しているから安心
  • 欠員が出ていないから健全

とは限らないケースもあります。

実際には、

出勤しているが、
疲労や負荷が蓄積している状態

が継続している場合もあります。

本記事では、
なぜ離職データだけでは
組織状態を十分に把握できないのか、
そしてなぜ継続観測が重要なのかを解説します。


離職は「結果」として表面化する

離職は、
突然発生しているように見えても、
その前段階で状態変化が起きているケースがあります。

例えば、

  • 疲労蓄積
  • 認知負荷増加
  • 回復不足
  • 心理的負荷
  • コミュニケーション低下

などです。

しかし、
これらは外部から見えにくく、
問題として認識されないまま進行するケースがあります。

その結果、
状態悪化が継続した後に、
離職として表面化する場合があります。


離職率が低くても安心とは限らない

企業によっては、

  • 離職率は低い
  • 欠勤も少ない
  • 人員も維持できている

にもかかわらず、

  • 生産性が上がらない
  • 組織に疲労感がある
  • パフォーマンスにばらつきがある
  • 現場負荷が高い

というケースがあります。

つまり、

離職していない = 高パフォーマンス

とは限らないということです。


「辞めていない状態」と「良好な状態」は違う

離職データだけでは、
現在の組織状態までは把握できないケースがあります。

例えば、

  • 我慢して働いている
  • 疲労が蓄積している
  • 回復不足が続いている
  • 集中力が低下している

といった状態でも、
離職していなければ、
数値上は問題が見えない場合があります。

しかし、
こうした状態が継続すると、

  • 生産性低下
  • 組織疲弊
  • 判断品質低下
  • エンゲージメント低下

などへ繋がるケースもあります。


プレゼンティーズムは離職前に発生しているケースがある

プレゼンティーズムとは、

出勤しているが、
健康起因によって
本来のパフォーマンスを発揮できていない状態

を指します。

例えば、

  • 集中力低下
  • 思考力低下
  • 判断速度低下
  • 回復不足
  • 疲労蓄積

などがあります。

これらは、
離職前の段階でも発生しているケースがあります。

しかし、
出勤しているため、
企業側からは見えにくい特徴があります。


離職だけでは途中変化を把握しづらい

離職は、
最終的な結果指標としては把握できます。

一方で、

  • いつから状態が悪化していたのか
  • どこに負荷があったのか
  • 何が変化していたのか

までは、
把握しづらいケースがあります。

例えば、

  • 繁忙期だけ負荷が高かった
  • 特定部署で認知負荷が高かった
  • 回復不足が継続していた

など、
途中変化は離職率だけでは見えにくくなります。


なぜ継続観測が重要なのか

重要なのは、

  • 同じ指標で
  • 継続的に
  • 組織単位で

観測することです。

継続観測することで、

  • 状態変化
  • リスク兆候
  • 負荷傾向
  • 改善優先領域

を把握しやすくなります。

特に、
プレゼンティーズムのような
見えにくいパフォーマンス低下は、
単発測定だけでは把握しづらい特徴があります。


感覚だけでは状態把握が難しくなっている

以前は、

  • 表情
  • 雰囲気
  • 会話

などから、
状態変化を感覚的に把握できる場面もありました。

しかし現在では、

  • リモートワーク
  • ハイブリッド勤務
  • 多様な働き方

によって、
状態把握が難しくなっています。

また、
企業規模が大きくなるほど、
現場状態を感覚だけで把握することは難しくなります。

そのため、

  • 可視化
  • 継続観測
  • 状態推移把握

の重要性が高まっています。


離職率だけではなく組織状態全体を見ることが重要

もちろん、
離職率そのものは重要な指標です。

しかし、
離職だけでは、

  • 現在の状態
  • 疲労傾向
  • パフォーマンス低下
  • 回復状態
  • 認知負荷

などを十分に把握できない場合があります。

そのため現在では、

  • 離職
  • 欠勤
  • パフォーマンス発揮率
  • 組織状態変化

を組み合わせて、
組織状態を把握する重要性が高まっています。


まとめ

離職は、
組織状態を把握する上で重要な指標です。

一方で、

  • 離職前の状態変化
  • プレゼンティーズム
  • 疲労蓄積
  • 認知負荷
  • 回復不足

などは、
離職率だけでは見えにくいケースがあります。

そのため重要なのは、

  • 単発結果だけではなく
  • 継続的に
  • 組織状態を観測すること

です。

継続観測によって、

  • 状態変化
  • リスク兆候
  • 組織傾向

を把握しやすくなります。


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